スパルタは厳禁!?子供の脳の成長を理解しましょう

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お子さんのテストや宿題を見て、
「何でこんな問題も解けないの!」
と思われたり、誤って口に出してしまった経験はあるのではないでしょうか。
子供の成長を心配する親御さんの気持ちは当然なものですよね。ですがそれと同時に、彼らの脳の成長を理解してあげることも大切です。

脳の成長について

実は脳の成長は、小学3~4年生でもまだ発展途上なのです。

子供の脳は生まれてからおよそ10年をかけて三つの段階を経て成長していきます。

その第一段階が0~3歳に訪れる、脳神経細胞の増加です。
脳の神経細胞は本体である細胞体から樹状突起と呼ばれる突起がアンテナのように生える形をしており、この段階でこれらがどんどん増加していきます。

そしてこれらが最大に達した後に、第二段階が4~7歳にかけて起こります。この段階では、増えた脳神経細胞で不必要なものの間引きが行われ、必要なもののみが残る脳の形の完成形へと近づくのです。

最後の第三段階では、この残った脳神経細胞同士の情報伝達回路が作られ、脳のネットワークが形成されます。このネットワーク作りが後の頭の良し悪しに関連してくるものとなり、これが終わるのがおよそ10歳と言われているのです。

まとめ

そしてこのネットワーク作りを後押しするのが、新しい情報や気持ちのこもった情報です。なので、親御さんである皆さんは、子供の成長段階でコミュニケーションをしっかり取ってあげることが大切です。

ですが勘違いを起こしてはいけないのが、成長はおよそ10歳までとご紹介しましたが、脳の成長に手遅れはないのです。
この発展の過程を知り、子供との関わり方をぜひ考えてみて下さい。